スーパーかくれんぼ ― 2017/06/26 21:22
様々な形に砕かれたチップ材がうず高く積み上げられていました。
小山状になったてっぺんには、鮮やかな緑の雑草が繁り始めています。
この小山が緑に覆い尽くされる日もそう先の事ではない様に思えます。
でも、”そうなっては困るんだよ” って言いたい筈の者達も多数・・ その一例がこれ・・と言っても、単に伐採木チップを撮影しただけの様ですが・・
注目点は画像のほぼ中央。この乱雑な風景に溶けこむものが一匹写っています。
その詳細は下の画像で・・ 接近してみるとこの通り。
私の接近を感知して、ここに逃げ込んだクルマバッタモドキ幼虫です。
カサカサに乾いた荒地を住処とするワイルド派のバッタ。
この伐採木集積場は、まさにその条件にぴたり合致している場所でしょうね。
確かにじーっと静止している限りは、発見はかなり困難です。 同じ種の幼虫ですが、こちらは体色の趣がまったく異なっていました。
で、逃げ込んだ先は、伐採木集積場のすぐそばにあるここ。
公園整備工事で出たコンクリート片の捨て場でした。これも見事なカクレンボぶり。
それぞれが自分の体色をしっかり自覚し、避難すべき場所を認識しているなんて・・
ほんと、凄いなぁ・・ くどい様ですが、これもその一例です。
褐色タイプのショウリョウバッタ幼虫。
こちらは体色だけでなく、形も伐採木の切れっぱしそのものって言う感じ。
昆虫たちのスーパーなかくれんぼ能力を改めて見せつけられた感じでした。
※6/26に都内で撮影
α7II with FE90mm/2.8 Macro