虫じゃない虫が・・ ― 2012/11/25 20:33
晩秋ならではの情趣溢れる眺めの様にも思えるけど・・
気安く近づかない方がいい様です。何しろとんでもない虫が潜んでいますから・・ 虫は虫でも生き物じゃない植物の虫・ひっつき虫の猛攻にあう事間違いなし。
その代表格がこれ。コセンダングサの種子の集合体(そう果)です。
種子の先が鋭く尖り、人の衣服や動物の毛にとりつきます。その数も半端じゃない。
痛いので払いのける相手の動作を、自らの繁殖範囲拡大に利用すると言う訳。
刈られても刈られても生き続ける雑草のしたたかさを象徴する巧妙な仕組みです。 これは同じ仲間アメリカセンダングサのひっつき虫です。
これもかなり痛そう。 これは懐かしい思い出につながるひっつき虫。オナモミのそれです。
子供の頃の遊びの定番のひとつが、これの投げ合いでした。
友達のセーターの背中にそーっと付けて知らんぷりって言う悪戯をやった記憶も・・
今にして思えば、随分素朴な事をして楽しんでいたものですね。 迷惑な虫がのさばっている草むら。さて本当の虫の動向は?。
拍子抜けする位に目撃機会が減っているのが何とも寂しい。
そんな中、しっかり活動を続けているものに出会うとほっとします。
これはモンキチョウ。飛び方はかなり弱々しいけどまだ大丈夫。
残り少ない花を伝って吸蜜を繰り返していました。 ツマグロヒョウモンのオスも元気継続中・・
と言いたいけれど、その姿はちょっと気の毒。
小鳥にでも襲われたのでしょうか。翅の後端が欠けてしまっていました。
でもこれだけ残っていれば、飛ぶ事には何ら支障なし。
カメラの接近に気づいて飛び上がった先は、見上げる程の高い空でした。
※11/24と25に都内と川崎市で撮影