季節の歩みは着実に・・ ― 2023/01/18 12:29
今の時期らしい・・ ― 2022/12/31 13:59
ぴーんと張り詰める寒気。今の時期らしいと言えば、確かにその通りなんですが・・
予報によれば、元日以降はお日様マークがズラリ。ぜひそうであって欲しいなぁと・・ 寒さに負けず元気な姿を見せていたのが、旬の花・サザンカ。
花が少ない時期の救世主。貴重な蜜源として昆虫達にとってのアイドル的な存在です。
しかし、寒空の下、訪問客の姿は皆無。いかにも所在なさげでした。 と言う事情で、2022年最終日、昆虫達との出会いは叶いませんでした。
これは昨日、花壇の花で目にしたウスモンミドリカスミカメです。
動きが少なく存在感が極めて希薄な昆虫ですが、それでも出会っていて幸い。
2022年の昆虫画像アップロード。その締めくくり役をお願いすることにしました。
ご覧頂きありがとうございます。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。
※12/31と12/30(カメムシ)に都内で撮影
厳しい時期に・・ ― 2022/12/30 13:12
肌に触れる寒気も、かなりきつめでした。
葉を落とし木が多い木立にも、野鳥のさえずりはなく、ただ静寂が漂うのみ。 昆虫観察も、いよいよ厳しい時期にさしかかりました。
とりあえず、てっとりばやくと言う事であれば、人工的な花壇に注目するのが得策。
今日はそのスタイルに徹しました。
で、目にしたのがこれ。存在感が極めて希薄なウスモンミドリカスミカメです。
花芯にへばりついて微動だにせずでした。 同じく花芯にとまるこのアブは、かなりアクティブ!。
次から次へ・・蜜の出が良さそうな花を巡って移動していました。
今日みたいな日は、ライバルの数も少ないので、思う存分と言う事なんでしょうね。
花が期待する花粉媒介役としての働きは、十分にこなせている感じ。
花としても、”よろしくお願いします” でしょうね。
※12/30に都内で撮影
晩秋を象徴する・・ ― 2022/11/30 15:31
晩秋を象徴する光景と言えるでしょうね。 草むらでは、タイムリミットギリギリの昆虫を目にする事が出来ました。
クズの葉上にいたコバネイナゴ。うなだれポーズで元気がありません。
生存期間は11月までとされていますので、そろそろ限界に近づいているのかも・・ 別の葉上には、かなり派手目な赤いカメムシが・・
威圧感を感じさせるその姿。獰猛な性格で知られるアカサシガメです。
他の昆虫を捕らえてその体液を吸う荒技の持ち主とか。
うっかり指でつかもうものなら、ぶっとい口吻を突き刺す攻撃をしてくるらしい。
成虫での越冬が可能な種。
昆虫観察にとって退屈な冬ですが、興味本位で手を出すのはやめた方がいい様です。
(注記)顔先端下部のくいっと曲がった部位が問題の凶器です。
先端の細い部位が、ブスッとやる針みたいですね。
※11/30に都内で撮影
■追記■
マリア・ジビーラ・メーリアン
あるWeb記事で目にしたドイツの女性画家の名前です。
今から300年ほど前の人で、昆虫をメインに多くの作品を残したそうです。
細密なタッチで描かれた作品の素晴らしさ、その観察力の凄さに感動しました。
今では、マクロレンズを付けたカメラの助けを借りてお手軽に・・なんですが・・
改めて、気を引き締めて被写体に接しなければと強く感じました。
上記の名前でWeb検索すると、情報が得られると思います。ご参考までに・・
南向きの場所で・・ ― 2022/11/09 13:22
樹々の葉の緑も鮮やかって言いたい所ですが、これは木にまとわり付いたクズの葉。
その繁殖力の凄さたるや!。取り憑かれた木の悲鳴が聞こえてきそうです。 豊かな陽射しを浴びる南向きの仕切り板は、昆虫達にとって絶好の日向ぼっこ場所。
気持ち良さそうな(?)表情を見せて止まっていたのは、アキアカネのオス。
めったに出会えない程、数が減りましたが、それでも良く目を凝らせば・・
”この先も今日みたいな天気が長く続くといいね” と言う思いを込めて一枚。
それにしても、仕切り板にくっきり描かれた翅の影の大きさたるや!・・
涼を求めて平地から高原へ・・長旅を果たす実力の一端を改めて実感しました。 同じ仕切り板には、こんな角張った奴も・・
ウシカメムシの幼虫。背中両端のエッジを牛の角にみたてての命名でしょうね。
成虫の状態で冬を越せる、寒さに強いやつ。
順調な成長ぶりで、寒さがつのる冬本番への準備が順調に進んでいる様です。
※11/9に都内で撮影