寒気の強まりを・・ ― 2022/10/27 16:29
草むらの昆虫達の動きにもブレーキがかかり始める頃でしょうか。
草の葉に止まりじーっとしていたのは、キタテハ。
陽射しのぬくもりを期待しているのでしょうが、薄雲越しでは明らかにパワー不足。
勢い良く開くはずの翅も、なんだか力のない感じでした。 冴えない空の下でも、アキノゲシの花はそれなりに元気な開き方を見せてました。
その花に来て吸蜜に夢中だったのは、ヒメヒラタアブ。
アブにとっては、咲いてて良かった!って言う気持ちでしょうね。 葉っぱの先っぽに止まっていた毛むくじゃらのヘンテコなやつ。
防寒仕様の幼虫と言ったところでしょうか。
今この姿と言う事は、寒さが一層厳しくなるこの先に耐えうるスペックなのかも。
でも、適度に急いだ方がいいと思うけどね・・
(マルカメムシの幼虫と推測)
※10/27に都内で撮影
入室はご遠慮を・・ ― 2022/10/24 12:59
あいにくの展開?・・ ― 2022/09/17 16:34
青空がうっすらと顔を覗かせていますが、不穏な雲が邪魔をしていました。
大型台風の進路も大いに気になるところ。爽やかな秋空は当分お預けでしょうか。
あいにくの展開ですね。 いま草地で多く目にするのが、各種カメムシの幼虫たち。
草の葉っぱに擬態している様にも見えるこれはハラビロヘリカメムシの幼虫です。
ちょっとユーモラスな雰囲気も漂いますが、クズの葉を食い荒らす大食漢とか。
この他にも各種カメムシの幼虫を見かける機会が増えています。
秋の植物にとっては、ガクブルの展開でしょうね。 夏を精一杯生きてきた昆虫達にも、その疲れがどっと出始める頃でしょうか?。
元気に活動していたシオカラトンボですが、この様に休息する姿を度々目にします。
避暑地の高原から帰省するアキアカネに、主役の座を譲る日も間近でしょうか。
※9/17に都内で撮影
どこか物静か・・ ― 2022/09/16 14:01
秋彼岸が間近に迫った今、少数ですが、開花し始めました。
派手な色なのに、漂う雰囲気はどこか物静か。実に個性的な花ですね。 今の時期の草むらでは、この手のフワフワなやつを多く目にします。
花が終わったあとに姿を見せる綿毛。これはノゲシのそれです。
タンポポの綿毛に比べるとだいぶ小柄ですが、密度的にはこちらが圧勝って言う感じ。
これを見るたびに耳かき棒のお尻に付いた、例のフワフワを連想してしまいます。
その目的での利用は厳禁でしょうが・・ ササの葉上にヘンテコリンなヤツが止まっていました。
地味目な灰色に、かなり目立つ赤い斑点がポツポツ。キマダラカメムシの幼虫です。
この種は成虫のまま越冬が可能。今の時期にこの状態でも全く問題なしなんですね。
踏ん張った脚の逞しさもかなりのもの。
この先の長い人生・否・虫生に耐えていけるだけの底力を感じさせる姿でした。
※9/16に都内で撮影
※PENTAX K-70 / SMC PENTAX-DA 1:2.8 35mm Macro Limited.
恵みの雨?・・ ― 2022/09/09 14:45
ずぶ濡れになる程ではないのですが、草の葉に残った水滴はそれなりにこんもり。
繁り始めた秋の草にとっては、恵みの雨と言えるでしょうか。
秋の昆虫達の活動にも、さしたる影響を与えなかった様でなにより。 これは数を増やし始めたエノコログサの穂先で見かけたカメムシです 。
難易度は高そうだけど、針の間に顔を突っ込んで汁を吸おうとしていたみたい。
この針さえなければ最高なんだけどねって言いたい気分だったかも・・
でも困難を乗り越えてチャレンジするだけの価値がある美味しさなんでしょうね。
(ヒゲナガカメムシ) ”雨がやんでよかったよ”って言う安堵の表情を見せていたのは、ツチイナゴの幼虫。
この草地を住処として、冬まで生き続ける息の長いイナゴです。
この程度の雨に参るほどヤワじゃないよって言う事かも。
この顔つきからは、そんなタフさは感じられないのですが・・
※9/9に都内で撮影