恒例の観察を・・2012/12/19 23:58

恒例の観察を・・
すっかり冬姿になったクヌギの木。上空には寒々しい昼の月。
陽射しはそれなりに豊かなんですが、空気を暖める力は全く期待できません。
昆虫との出会いもさっぱり。と言う訳で、恒例のカマキリの卵のう探しを・・
ハラビロカマキリの卵のう
カエデの枝に付いていたのはハラビロカマキリの卵のうでした。
残念なのはその状態です。どうやら目ざとい小鳥に襲われてしまったらしい。
嘴でほじくられた跡らしき穴が大きく空いていました。孵化は絶望的です。
葉っぱが繁っていた頃は、こんなに見通しが効く状態でなかったのに・・
洞察力に優れた親虫も、葉が散ってこうなってしまう事は見通せなかった様です。
オオカマキリの卵のう
紅葉が鮮やかなユキヤナギの木。
密集した葉に隠れる様にしてオオカマキリの卵のうが産みつけられていました。
しかしこの葉もやがて散る定め。
むき出しになってしまうのもそう先の事ではない筈です。
無事冬を乗り越えるのは決して容易なことではありません。
ハラビロカマキリの卵のう
一寸面白かったのがこれ。ニシキギの枝にあったハラビロカマキリの卵のうです。
紅葉した葉を巻き込む形で産みつけられていました。
散り落ちたいけど、散れない葉っぱ。
枯れ色に変わり、卵のうとの長いお付き合いのまま春を迎える事になりそうです。

※12/19に都内で撮影