濁った空の下2013/03/08 22:06

濁った空の下
東京の気温が初めて20度を超えた日、昨日迄の服装では少し汗ばむ程でした。
見上げる空も穏やかな春の表情ならいいけれど、何やら濁った感じの空。
その色合いから見て、花粉が激しく飛び交っている様に思えました。
いよいよ様々な物の飛来に要注意の時期到来です。
これさえ無ければ、春は最高の季節なんですが・・
キタテハ
ぽかぽか陽気を待ちかねていた様に、キタテハが活発な動きを見せていました。
かなりのスピードで移動をしては、さーっと枯れ色主体の草原に降り立ちます。
ご覧の通り翅を閉じた状態では、周囲との見分けが殆ど不可能。
成虫での越冬も可能な蝶です。枯れ色への擬態は正にお手の物って言う感じ。
キタテハ
周囲に危険がない事を確認すると、この様に翅を開いての休息ポーズに・・
今日の陽射しを目一杯浴びておこうとしている様でした。
キタテハ
別のこの個体は、自分の体色に近い枯れ葉近くを敢えて選んで止まったみたい。
しかし翅を半開きにして、まだ警戒を完全に解いていない感じでした。
草木の発育がまだまだで、見通しが良過ぎる今の野原。
真っ先に活動を始めたこの蝶にとっては、厳重警戒の日々が当分続きそうです。

※3/8に都内で撮影