色の問題2013/07/02 20:57

色の問題
ショウリョウバッタの成長も急ピッチで進行中。
日本最大のバッタの片鱗を窺わせる胴長の姿態で、盛んに草地を飛び跳ねています。
周囲の環境に巧妙に紛れる体色で身を護る法則は、このバッタの場合も共通。
草の緑に上手く融け込んで、図体が大きい割には見つけるのがかなり難しい。
ショウリョウバッタ
でもこれは明らかにミスマッチだなぁって言う場面に出くわす事も・・
褐色系のこの個体は、枯れ草が敷き詰められた場所に合わせた擬態と思われます。
あたり一面が緑に染まる今の時期は、バレバレになる可能性が大。
当分の間は生きにくい状況が続きそうです。
ショウリョウバッタ
中にはどっちつかずの変な色の個体も・・
今日見たこれはレモンイエローの珍しい体色でした。
緑色にも枯れ色にも両対応って言う事でしょうか。
結構派手で目立っていましたけどね。
果たしてこの色のまま成虫になるんでしょうか。一寸気になる一匹でした。
キタテハ
派手な動きを見せていたキタテハ。
この蝶の場合も緑一色の今の草地では、かなり目立ち過ぎって言う感じです。
秋には、枯れ葉が草に引っかかっている位にしか見えないのですが、今はこの通り。
周囲の緑色との違和感あり過ぎです。
キタテハ
翅を開いてしまうと更にバレバレ。この蝶もその事は十分に承知しているみたい。
葉に止まった後数秒間はこの様な開翅ポーズを見せますが、直ぐに閉じてしまいます。
外敵の目から逃れ生き抜く為には、自らの色の問題が常に付きまとっているんですね。

※7/1と7/2に都内で撮影

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