主役は元気いっぱい2013/07/18 22:19

主役は元気いっぱい
うんざりする様な猛暑の戻りに、人はぐったり。
しかし、昆虫界の夏の主役達は俄然元気づいた感じです。
勢い良く飛び跳ねるもの、盛大に声を張り上げるもの等々、とても賑やかでした。
▲強い陽射しを受け、地面はフライパンの表面さながら。熱々です。
それを苦にせず、ででーんと踏ん張っていたのはトノサマバッタ。
からからに乾いた荒れ地が好きなのは判るけど、こう迄タフだとは・・
ミンミンゼミ
木立の中は、蝉時雨がどしゃ降りでした。
主音源が、控えめなニイニイゼミから、ミンミンゼミやアブラゼミに変った感じ。
これはミンミンゼミ。透き通った翅と涼しげな体色。姿はかなり優雅なんですが・・
声の方はと言うと・・今日の暑さを更に煽り立てる様なやかましさでした。
ショウリョウバッタ
草むらに、キチキチと言う派手な音が響き始めました。
その音の発生源がこれ。立派に成熟したショウリョウバッタです。
これ迄は後脚でのジャンプばかりでしたが、これからは大きな翅が飛び道具。
今日も私の接近を感知して、かなり遠く迄飛び去る光景を度々目にしました。
クルマバッタモドキ成虫
クルマバッタモドキも成熟の域に・・
荒れ地に住むので、こんな無骨な色・形なんですが、これは目立ち過ぎ。
こうなった原因は私。足音に気づいて、慌てて逃げ込んだ先が緑の草地だった訳。
折角の擬態を台無しにして、悪かったなぁと反省!。
アキアカネのメス
真夏の昆虫観察は時々日陰に逃げ込むのが得策です。
そんな避難場所の一つで、アキアカネのメスに出会いました。
下界の暑さを嫌って、涼しい高原で夏を過ごす習性を持つトンボなんですが・・
もしかして、このまま秋まで平地で過ごすつもりでしょうか。
暑くて大変だねって声を掛けたくなりました。

※7/18に都内で撮影