新年早々の観察で・・2016/01/02 21:50

新年早々の観察で・・
東京のお正月は、願ってもないほどの好天に恵まれています。
新年早々の昆虫観察も、収穫に恵まれているかと言うと、さすがにそれは無し。
今迄目を付けていた場所に足を向け再確認する事をメインとせざるを得ません。
ヨコヅナサシガメ幼虫
と、言う訳で足を向けたのは、水辺に立つハンノキ。
越冬中のヨコヅナサシガメの幼虫集団を観察できる場所です。
そして目にしたのがこんな光景。
太枝の窪みで身を寄せ合っている事に変わりないけど、少し変化が・・
塊が若干ばらけた感じ。
左下の一匹なんて、集団から離れて、お散歩に出かけようかと言う雰囲気さえ・・
確かに今日は陽射しも強く気温もこの時期らしくない暖かさでした。
その気持ちも判るけど、さすがにまだ早過ぎだと思うけどね・・
ハンノキの枝に違和感が・・
今日は当観察地でよくお会いする「東京昆虫記」の小島さんとお話しが出来ました。
そして、教えられたヒントをもとに足を向けたのが、別のハンノキ。
お目当は、擬態上手の面白昆虫・コミミズク幼虫との遭遇でした。
結果、あっいた!ってなった嬉しいショットがこれ。
一体どこに?って言う感じですが、ターゲットはほぼ中央の小枝上にいます。
枝の色とは少し違う緑色系の小さな物体です。
コミミズク幼虫
接近してみるとこの通り。
枝にべたっと張り付いて、”我は枝の一部なり” って宣言している感じ。
惜しいかな、色に違和感がある為、割と簡単に見つけられたんですけどね・・
前述「東京昆虫記」の12/31の記事に別のコミミズク幼虫画像が掲載されています。
擬態の見事さでは、そちらの方が遥かに上。
興味のある方はぜひご覧になって下さい。「東京昆虫記」へはここをクリック

※1/2に都内で撮影