今は冬の只中 ― 2016/01/07 21:25
雲が陽射しを遮ると、途端に寒気があたりに漂い始めます。
三が日を含め暫く続いた暖かさに、つい思い違いをしていたけれど今は冬の只中。
そして、いよいよこれからが寒さのピーク時期。
身構えてと言う訳ではないけれど、風邪だけには要注意だなと・・ 水辺のヨシ原が枯れ色一色に染まっていました。
これもまた冬只中を物語る情景です。
そんな冬景色の中で目にしたのが、チョウセンカマキリの卵鞘。
画像中央、セイタカアワダチソウの枯れ茎に産み付けられていました。 カマキリの仲間が産む卵鞘の中では、最もスリムな形です。
この様な細い茎に産み付けられた場合にも、殆ど違和感なくフィットしています。
おまけにこの色が凄い。周囲の草以上に見事な枯れ色です。
枯れ景色を見る事なく死んだ親虫。しかしこうなる事は予測の範囲内だった様です。
生まれてから死ぬ迄、更に産み落とした新しい命に迄、敵を欺く擬態に心血を注ぐ。
大きな自然の中で生きる小さな昆虫のしたたかさを思い知らされる光景でした。
※1/7に都内で撮影