こんな日は・・ ― 2022/01/06 13:37
これは、12時55分に目にした窓外の光景。
あっと言う間に街路樹の枝や葉が白く雪化粧する程の激しい降り方でした。
この後の推移が大いに気になるところです。 上の画像から約2時間半後に撮影した街路樹の様子です。
路面への積雪はありませんが、樹々の枝はすっかり雪化粧。
まだ降り止む気配が見られませんので、このまま夜へ?・・
それにしても、もろモノクロの風景ですね。 こんな日は家でじっといるのが得策と言う事で、撮影済み画像から三点。
まずは、早咲きをする木の花・ウメ。
まだ蕾の状態がほとんどなんですが、ここまで開花したものもボチボチと・・
春の訪れを感じると言うのには無理があるけれど、この姿には元気づけられます。 こちらも早起きをする花・ロウバイ。毎年ウメの花と先を争う様に開き始めます。
ウメの花と同じく、肉厚な花びらが特徴。
厳しい気象条件に耐えていくには、これくらいの頑丈さが必須なんでしょうね。 どちらの木の花でも、吸蜜を目的とした昆虫の来訪は確認出来ませんでした。
今その姿を目にしたいのなら、公園の花壇に目を向けるのが手っ取り早い。
一例がこれ。定番の吸蜜ポーズを見せるクロヒラタアブです。
この花壇では、これ以外にも数種のヒラタアブの仲間に出会えました。
寒さに強い昆虫の代表格は、この仲間で決まり!と言う事でしょうか。
※1/6と1/5及び1/4に都内で撮影
このまま無事に・・ ― 2022/01/07 12:53
寂しさが漂う野で、控えめながら鮮やかな色合いで存在感を示しています。
枝には小さな粒状の冬芽もびっしり。次のステップへの準備はバッチリです。 ユキヤナギの木は、ある種昆虫にとって実に頼り甲斐のある存在です。
それはカマキリ達。次世代の命を宿す卵のうの産卵場所として活用されています。
これは、太枝に産み付けられたチョウセンカマキリの卵のう。
以前から注目していますが、野鳥達の餌食にもならず、依然完璧な形を保ったまま。
枝や葉が複雑に交錯する特性が、野鳥の目を逃れるのに最適なんでしょうね。
このまま無事に春を迎えて!・・そんな想いを込めて観察を続けています。
※1/4に都内で撮影
寒さに負けない・・ ― 2022/01/08 14:33
時期外れのいまは、こんな風に縮こまった状態の物を目にする事が殆どです。
その時が来れば、一気に伸びて・・あと、どれ位の日々が必要なんでしょうか。 こちらは、ハエの重さによって、ちょっとだけ伸びた?・・
・・ではなくて、陽射しの明るさに誘われて、そろそろいいかなと思ったのかも・・
止まっているハエは、縞目模様の複眼が特徴のツマグロキンバエです。
強い寒気の中でも活動をやめない超元気者!。
昆虫探しをする私としては、今日もダメだったを救ってくれるありがたい存在です。 このハエの特徴は、何といっても縞目模様がくっきりの凄みを感じさせる複眼です。
それと、もうひとつ凄いな!と感じたのが、このぶっとい口吻。
これだと、かなり効率よく吸蜜を実行できそうですね。
餌が乏しい今の時期にしぶとく生き続けられるのは、このツールがあればこそかも・・
※1/4と1/3に都内で撮影
そうあっさりとは・・ ― 2022/01/09 15:09
これは、夏の間トンボ達が活発に飛び回った池の正午直前の光景。
割れガラスの様な雰囲気を漂わせる氷を目にする事が出来ました。
このぶんだと、夜にはふたたび、一面の結氷と言う事になりそうな気配も・・ 日陰になる草地では、溶けきらない雪がそれなりの厚みで残っていました。
夏にはバッタやキリギリスが賑やかに飛び跳ねていた緑に覆われた場所。
再び緑が復活する日、気が遠くなる程に先の事なんだろうなと・・ そんな寒気の中でも、活動を続ける昆虫がいることはいるんです。
その代表格とも言えるのが、各種ハエ達。
今日も、花がそれなりに咲き揃った花壇で目にする事が出来ました。
ハエと言うとイメージ的には、何だかなぁって言う面もあるけれど・・
寒さを物ともしない生命力の強さについては、賞賛せざるを得ませんね。
(下方は、ツマグロキンバエ)
※1/9に都内で撮影
危うきに近寄らず・・ ― 2022/01/10 15:14
これは昨日某所で目にした光景。いかにもつるっと滑りそうな舗装面の様子です。
その事についての注意表示がありましたが、危うきに近寄らずが得策ですね。 これくらいの状態であれば、それなりの警戒はするんですが・・
この後、数歩だけ足を踏み入れてみました。
サクサクと言う音が、耳に心地よく感じられました。
ただし、ゴム長ではないのでそれ以上は・・ 雪の影響が心配だったのが、ユキヤナギに産み付けられたオオカマキリの卵のう。
雪を被った事は間違いありませんが、その痕跡はまったく見られませんでした。
陽当たりのいい南面に産み付けられていたので、すぐに融けてしまった様です。
長い冬を越す上で考えられる様々な事態への対応は、万全なんですね。
※1/9に都内で撮影