河岸はソフトタッチ2015/12/16 20:05

河岸はソフトタッチ
多摩川河口付近にひろがるヨシの群落の現状です。
褐色に埋め尽くされた世界。いくら目を凝らしても緑色の部分を確認出来ません。
これでは、ここを訪れた目的の一つ・河岸の昆虫観察は望みようもないなぁと・・
もやのベールに包まれる
大きく傾いた太陽の方向にレンズを向けるとこんな眺めが・・
時ならぬ気温上昇を受け、薄いもやのベールが草原を包み込んでいました。
本来は荒涼とした眺めなのかも知れませんが、その印象は大分薄れていました。
冬になりきれない季節の逡巡を目で実感した様な気が・・
川面もソフトタッチ
川面に目を転じてもその傾向は同様。川霧発生一歩手前と言う感じでした。
このソフトタッチな眺めは、あくまでも今日の暖気がもたらした一時的な物。
この先はぴーんと張り詰めた冬の空気が、この風景を一変させてしまう筈です。
それを目にしたい気もしますが、散策の楽さから言うと、今日位が最高かな・・
(水鳥はチュウサギ)

※12/16に都内・多摩川河口付近で撮影