潜り込み画策中?2015/12/23 20:29

潜り込み画策中?
縦横無尽に蔓を伸ばして繁茂したクズも、今は枯れ果てた冬姿に変わっています。
その蔓を仔細に観察して見ると、所々でこんな瘤を確認出来ます。
実はこれ、オジロアシナガゾウムシが産卵した結果、蔓が変異を起こして出来た虫瘤。
幼虫はこの中で成長し、やがて成虫として越冬する為ここから抜け出して行きます。
今の時期に目にするこれは、既にもぬけの殻の空き家って言う訳。
(虫瘤の名称:クズクキツトフシ)
虫瘤に変なゲジゲジが・・
これは更に大きなクズクキツトフシ。
側面には抜け出す際に作ったと思われる穴が確認出来ます。
ところでこれを撮影しながら、ふと気付いた事があります。
それは、虫瘤の下方右端付近、ゲジゲジに毛羽立った変な物が写っています。
私は、経験上 ”ははん、あれだな” って、すぐにピンと来ました。
トホシテントウの幼虫
別角度から撮影した結果がこれ。ゲジゲジの正体はトホシテントウの幼虫でした。
トホシテントウの越冬形態は幼虫。今出会っても全然不思議ではない訳ですね。
でも、なんでこの虫瘤に止まっているの?。
もしかして、空き家状態のこの虫瘤に、ちゃっかり潜り込まもうと画策中?。
真相は不明ですが、つのる寒さを避ける為には、それも大いにありかなぁと・・
今後もちょくちょく立ち寄って覗いてみなくちゃ。
トホシテントウの成虫と幼虫
参考の為、10/24のブログ記事に掲載した画像をアレンジして掲載します。
トホシテントウの成虫と幼虫をまとめて表示した画像です。

※12/23に都内で撮影(参考画像は10/24に撮影)