南向きの場所で・・ ― 2015/12/19 20:29
赤地に黒点を散りばめたお馴染みのパターンから判る通りナナホシテントウです。
アブラムシ退治の為この草に止まる事が多いのですが、今日はそんな雰囲気ゼロ。
フカフカの綿毛にくるまって日光浴 兼 お昼寝を満喫中の様に見えました。
ここは南向きの草地。雲一つない空から陽射しが目一杯降り注いでいます。
食欲の方は取り敢えず置いといて、こうなるのが自然な流れなんでしょうね。 同じく南向きの陽当たり良好なグミの葉では、ロングボディのハチが休憩中でした。
種類が多くて同定が難しいのですが、寄生蜂・ヒメバチの一種と思われます。
この種は、幼虫や蜘蛛の卵嚢(らんのう)に産卵する習性を持っています。
孵化した幼虫は、幼虫や卵嚢内の幼体から養分を吸い取って成長します。
越冬中の幼虫や蜘蛛の幼体にとっては、なんとも恐ろしい存在。
この個体はオスですが、メスは産卵の為の長い針をお尻に付けている筈。
近々そんな恐ろしい姿を目にできるかも知れません。 寄生蜂が生存していると言う事は、その標的になる物もきっと近くにある筈。
そんな目で探った結果見つけたのがこれ。ハンノキの幹上のジョロウグモの卵嚢です。
画像ほぼ中央、白い綿状の物質でくるまれているこんもり盛り上がった物がそれ。
この中には来季での誕生を待つ次世代の命が沢山眠っている筈です。
さてこの卵嚢は無事?。
外見上は判りませんが、既に長い針でブスッとやられたかも・・
※12/19に都内で撮影