梅雨空の下の飛び跳ね系 ― 2019/07/15 20:41
強い雨こそ降らないものの、重い雲に覆われがちな一日になりました。
こんな空の下、草むらの昆虫達もしーんと静まり返っていたかと言うと・・ さにあらず。特にバッタやイナゴ等、飛び跳ね族の動きが活発でした。
これはオンブバッタの幼虫。小さくて気が付きにくいのですが、その数多数。
草の葉から葉へ、ピンピン飛び跳ねていました。
その元気の素は、旺盛に繁り始めた夏草の葉です。
2匹が止まるこの葉っぱにも盛大な食い痕が出来ていました。
小さい体で良く食うなぁと感心する事しきりでした。 更に数を増す為に、現在、鋭意量産中!。
これは一段階大きくなる為の脱皮を終えたばかりの個体です。
ついさっき脱ぎ捨てたばかりの殻とにらめっこの図。
こんな小さい殻に良く収まっていたもんだなぁと感慨にふけっている様にも・・ 数回にわたった脱皮は完了。そんな完成形の姿を見せていたのはキリギリス成虫。
幼虫時のか弱い姿からは想像出来ない程の威圧感が漂っています。
幼虫時は春の花などをかじっていたのですが、今は他の昆虫を捕食する肉食系。
獰猛な性格が顔にあらわれていますね。 オンブバッタもキリギリスも秋の終わり迄にはその姿を消してしまいます。
しかし、このツチイナゴは、そのもっとずーっと先まで・・
成虫の姿で冬を越す珍しい飛び跳ね系です。
その為には大いに食べて体力づくりに励むことが必須な筈。
今がまさにその時。猛烈な勢いで草の葉をかじっていました。
この先長いから大変だねと、声を掛けたい気分に・・
※7/15に都内で撮影