明日はもっとシャッキリ ― 2021/02/06 23:10
春に咲く野の花のひとつハルジオンを今季初めて目にしました。 とは言っても、花の開き具合はこの通り。
見事にヨレヨレ。何とか頑張って咲きましたって言う感じでした。
これでは、蜜を求める昆虫達へのアピール力はいまひとつ足りないみたい。
事実、蝶など訪問客の姿はさっぱりでした。
明日も晴れれば、もっとシャッキリするよ!って言う事でしょうね。 草地では枯れ色と若緑色のエリア争いが一層顕著になって来ました。
そんな場所で忙しく歩き回っていたのはナナホシテントウ。
寒さに縮こまっていた体のアイドリングが主目的だったかも。
早起き昆虫の筆頭格は、今春もこの種で決まりですね。
※2/6に都内で撮影
今の時期限定の・・ ― 2021/02/07 21:13
葉芽の膨らみがぐーんと増したみたい。若緑色の色づきも確認出来ました。
早く開きたくてウズウズ・・そんな感じに見えたのですが・・ 草むらは、相変わらず、枯れ色が殆どを占める静寂の世界です。
そんな環境にぴたり嵌っていたのが、オオカマキリの卵のう。
枯れ草と殆ど見分けがつかない擬態色で鎮座していました。
貪欲な野鳥の目を以ってしても、発見はかなり困難そう。 枯れ色が主体の草むらですが、陽当たりが良い場所では、若草の姿もチラホラ・・
これなんかかなりパワフルな姿を見せていました。
面白いのはその色合い。
当然、若草色なんですが、ほんのりと紅色も混じっている所が面白い。
葉っぱの赤ちゃんと言う感じ。これも今の時期限定の姿でしょうね。
※2/7に都内で撮影
手持ち無沙汰の時は・・ ― 2021/02/08 18:21
これは、2/6に撮影しその日の記事に載せたハルジオンの花の昨日の様子です。
ヨレヨレの姿は、前日と変わらずでした。陽射しの後押しがまだ足りないみたい。
この姿では蜜を求める昆虫達へのアピールが足りない様で、訪問客はさっぱり。
吸蜜シーンをキャッチしたい私としては、なんとも困った状況でした。
と言う事で、あそこへ行けば、まずハズレはないかなと思い、向かった先は・・ 多種な花が植えられた花壇でした。
人の手を十分にかけた甲斐あって、既に見事な咲き方を見せる花も多数。
そこでは、それなりの数の昆虫を目にする事が出来ました。これはホソヒラタアブ。
花から花へ・・蜜を吸い放題でご機嫌!と言う感じで飛び回っていました。 小さなハチ(コハナバチの一種と推定)もやって来ていました。
アブやハエの仲間に比べて、早起きパワーがイマイチと感じていたハチの仲間。
いよいよ、お目覚めの時を迎えた様です。
と言う事で、”手持ち無沙汰の時は、花壇をめざせ” がこの日の結論でした。
※2/7と2/6に都内で撮影
兆しの光景も・・ ― 2021/02/09 16:10
季節が、冬から春へ進んで行く上では避ける事が出来ない風景と言えます。
緑が復活する春までには長い時間が掛かりそうですが、兆しの光景を目にする事も・・ それがこれ。
枯れた水草の繁みの奥から、クワッ、クワッ、と言う図太い声が耳に届きました。
そーっと近づいてみた結果、目にしたのがこれ、でっぷり太っちょなカエルでした。
どうやら繁殖の時期を迎えた様で、異性への声のアプローチに熱が入っていたみたい。
寒さをものともせず、熱情の季節がスタートしたと言うわけですね。 岸辺の草むらにも、太っちょな奴が・・アブの一種・クロヒラタアブでした。
この種の幼虫は、植物の忌むべき敵・アブラムシを好んで捕食するらしい。
この先、枯れ草から若草への変貌を遂げて行く野草にとっては、何とも頼もしい存在。
まさに、救世主の産みの親がタイムリーに登場と言う事ですね。
※2/9に都内で撮影
運次第かも・・ ― 2021/02/10 23:15
まさに安定性抜群と言う感じ。 向こう側に回ってみたらこの通り。ぽっかり丸穴があいていました。
この形は、幼虫が中から這い出す時に作る穴とはかなり様子が違う感じ。
推測ですが、野鳥の嘴でほじくられた際に出来た穴じゃないかなと・・
ここは、野鳥にとっても、とまりやすい絶好の採餌場所と言えそうですからね。 このハラビロカマキリの卵のうも、産卵セオリーに従って枝の分岐点にガッチリ!。
隠れ気味に産み付けられている点にも親虫の知恵を感じました。
葉を落とし尽くした木が殆どの冬木立。見通しは極めて良好です。
そしてそこには虎視淡々と獲物を探索する野鳥達がいっぱい!・・
そんな環境下で、誕生を待つ次世代の昆虫の命も、絶対安泰とは言い切れない様です。
幸不幸は、運次第かも・・
※2/10に都内で撮影