バランス役活動中2013/01/13 20:28

バランス役活動中
ガサゴソと音がするので頭上を見上げたら、この光景が目に飛び込んで来ました。
ヤナギの枝に止まっているのはシジュウカラ。足下の何かをしきりに突いています。
目を凝らして見たら、どうやらこれはハラビロカマキリの卵のうの様です。
樹上に産みつけられた一つを見つけ、これ幸いと食事を開始したと言う次第。
破壊された卵のう
沢山産みつけられたカマキリの卵のうも、全てが無事越冬出来る保障はありません。
特に葉を落とした木の枝に産みつけれた物は露出度が高く、襲われる危険性が大。
食料の少ない今、野鳥達にとっては絶好のタンパク源となっている様です。
この卵のうにも食い荒らされた痕跡がはっきりと残されていました。
もはや孵化は絶望的。折角安定度のいい場所に丁寧に産みつけられたのに・・
ハラビロカマキリの卵のう
昆虫の世界での弱肉強食の立ち位置から言えば、相当上位に位置するカマキリ族。
しかし数が増えすぎては、弱者の昆虫の生存に大きなダメージを与える事になります。
バランスを保つ上で、冬鳥たちは重要な役割を担っている事は確か。
さてカエデの枝に産みつけられたこの卵のうの運命は?。
ホソヒラタアブ
今日はこの時期としては気温も高く、昆虫との出会いを期待して歩きました。
テントウムシの地表徘徊位は楽勝で見られるかなと思ったのですが、大はずれ。
手応えのある物との出会いと言えば、このホソヒラタアブだけでした。
その動作は緩慢。一寸飛んでは、陽だまりでの翅休め体勢に入ってしまいます。
昆虫の世界の仕事始めはまだまだずーっと先の事になりそうです。

※1/13に都内で撮影