朔旦冬至の日に2014/12/22 21:27

朔旦冬至の日に
今日は一年の内で昼の時間が最も短い日・冬至。
それを実証するように、陽の傾きの速さが半端ではありませんでした。
長く尾をひくベンチの影。午後2時5分の撮影です。
※今年のは19年に一度訪れる朔旦冬至(冬至と新月が重なる日)なんだとか。
詳しくは「朔旦冬至」でWeb検索を。
セミの抜け殻
早く傾いた陽を受け、くっきり浮かび上がったのはセミの抜け殻です。
止まっているのはキョウチクトウの葉。
常緑樹の葉に残された抜け殻は、この様に何時までも新鮮さを失いません。
遠く過ぎ去った夏の忘れ物。どこか物悲しさを感じさせる光景です。
ハラビロカマキリの卵鞘
セミの抜け殻に明日はありませんが、樹上のこれには明るい(?)未来がある。
高枝に産み付けられたハラビロカマキリの卵鞘です。
親虫が熟慮して選んだ産卵場所。枝を抱き込む様にしっかり固定されていました。
ミノムシ
カマキリ達の冬越しは、親虫が作ったバリアに守られてひっそりと・・
一方コンクリートの壁面に引っ付いていたこれは、幼虫が自前で作った作品です。
ミノガの幼虫が潜む所謂ミノムシ。木の屑や枯葉等を寄せ集めて作られています。
一見ゴミしか見えない所に天敵を欺く工夫あり。

※12/22に都内で撮影