まさにトップランナー ― 2015/05/12 20:02
赤く染まるトンボは数あれど、今の時期にこれだけの鮮やかさを見せるのはさすが。
まさにトップランナーと呼ぶにふさわしい存在です。 近くの草むらでは、オスに比べずーっと地味な体色のメスも確認出来ました。
この分だと、次世代に命をつなぐペアーも、この地で続々と誕生しそう。
生息地域が極めて限定的とされる種だけに、今年も一安心。 一方こちらは、この観察地での多数派・シオカラトンボです。
当たり前過ぎて、真夏にはレンズを向ける機会が減りますが、今の時期は別。
特に、羽化後間もない個体の濡れた様に光る翅をみると、思わずシャッターON!。 草地の地面すれすれでは、もう少し成長した個体に出会えました。
一見すると、メスの特徴でもある黄色系体色を持つムギワラトンボ。
しかしオスは、成長するに連れて、本来の体色・灰白色に変化します。
”君も、その内、あの塩辛い色に変身するの?” って聞いてみたい気分に・・
※5/12に都内で撮影