雑木林の蝶 ― 2015/05/24 20:31
その上に、爽やかな初夏の空が広がっていました。 そして目にしたのが、樹木と縁が深い蝶たち。
このミズイロオナガシジミは、クヌギやコナラ等の木の周辺で良く見かけます。
その理由は、これらの木が、この蝶の産卵や幼虫の生育に重要な役割を担う為。
この個体も、クヌギの樹下の草の葉に止まっていました。 この蝶のチャームポイントは、翅の後端に付いている結構長めな尾状突起。
翅休め中も、これを互い違いに動かす動作を良く繰り返します。
この画像は、互い違いの角度が最も大きくなった状態を示しています。
揺れる葉の上で、体のバランスをとっているんでしょうか。なんか可愛らしい。 サトキマダラヒカゲも、雑木林で見かける事が多い蝶。
多くの蝶の様に、花の蜜を吸う事はなく、樹液や腐果のみをターゲットとしています。
翅休めも、この様に木の幹で行う事がほとんど。
渋い色合いで複雑なパターンの斑紋は、木肌への擬態の意味がある様です。
派手めなミズイロオナガシジミとは対称的。これはこれで味わい深いかなぁと・・
※5/24に都内で撮影