気が抜けない存在2015/07/04 19:46

気が抜けない存在
葉っぱの上で休むナナホシテントウに、小さなアリがぴょこんとお辞儀をしてご挨拶。
そんな微笑ましい光景にも見えるのですが・・
それは、人の情緒に基づく極めて浅い見方に過ぎません。
何故かと言うと・・
シロテンハナムグリ危うし?
これは水辺の草で見た、アリの素性を明らかにする情景です。
大きなシロテンハナムグリに、小さなアリの集団が群がっていました。
これだけ騒々しいのにハナムグリは微動だにせず。
もしかすると、身体が衰弱している個体なのかも知れません。
アリ達にとって、身体の弱った昆虫は絶好の食材ターゲット。
これは行けると判断し、仲間を呼び寄せて攻撃開始となった様に思えました。
じーっと凝視
ナナホシテントウの近くにいたアリも、目標物の周囲を巡り接近してじーっと凝視。
これは行けそうかなぁ?と慎重に品定めをしている様に見えました。
多くの昆虫にとって、警戒対象はカマキリやトンボ等の大形肉食昆虫である事は明白。
しかし身体が小さいからと言っても、決して気が抜けない存在がアリと言えそうです。
何しろ数が多いし、ひとたび、その集団パワーで襲い掛かられれば・・

※7/4に都内で撮影

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