木立で見た地味と派手2015/07/17 21:46

木立で見た地味と派手
台風の影響による荒天もおさまり、木立にはいつもの平穏な風景が戻っていました。
しかし平穏とは言え、物静かな訳ではなくかなり騒々しい。
さて、その音源とは・・
ニイニイゼミ
戻った陽射しを喜ぶ様に、セミ達の合唱が盛り上がっていました。
特にミンミンゼミ、アブラゼミのそれが目立っていました。
一番最初にこの木立でデビューした、ニイニイゼミの声を打ち消す位の勢い。
ニイニイよ頑張れって言いたい所ですが、何しろ体が小さいし、色も控えめだし・・
この奥ゆかしさ、地味さが、このセミの個性なのでしようがないですね。
ムラサキシジミ
大きな木の葉にムラサキシジミが止まっていました。
こちらも奥ゆかしさではニイニイゼミといい勝負。地味な翅色で一見すると蛾。
しかし、ひとたび翅を開けば、鮮やかな紫色の斑紋が出現します。
残念ながら、そのお披露目はしてくれずに飛び去りました。
生息している場所はしっかり記憶出来たので、次回にはぜひ・・
ヤマトタマムシ
今日木立で目にした最も鮮やかな色彩がこれ。ひかり輝くヤマトタマムシでした。
体表面の質感と投射する光が作り出す魅惑の色。角度によって様々に変化します。
いくらなんでも目立ち過ぎなんじゃないのと、心配になる位。
しかしこの派手派手な色彩に、外敵を萎縮させる護身効果を期待しているのかも・・

※7/17に都内で撮影