草原で聞いたお喋り ― 2018/03/11 19:40
イヤなやつ?・・ ― 2018/03/12 21:29
単独でぽつんとではなく、群れて咲く事が多く賑やかな眺めを演出してくれます。
穏やかな陽射しの下、のんびりとそんな眺めを楽しんでいたら、突然の闖入者が・・
とっさの事でアングル的にイマイチですが、画像左側に写っている褐色の昆虫です。
注目点は、顔の先に突き出た黒い線状の部分。先端がくるっと輪を描いていますね。
おおよそ察しはつきますが、その機能は下の画像で・・ こっち向きに方向転換した瞬間をキャッチしました。
黒い線状の部分が、ホトケノザの花に向けてピーンと伸ばされています。
カップにストローを入れてジュースをチューチューの図。その通りこれは吸蜜です。
花にとまる事なく飛翔しながら吸蜜をするスズメガの一種ホシホウジャクでした。
特殊な形をしたホトケノザみたいな花には、この吸い方が最も適しているらしい。
でも、花に止まらないでの花粉媒介役としての役立ち度は?・・かなり疑問かなぁ。
蜜だけ吸ってさっさとバイバイ?・・花としては ”イヤな奴がやって来た” かもね。
※3/12に都内で撮影
飛び者たちの春 ― 2018/03/13 20:58
ナノハナにとまり吸蜜をするモンシロチョウ。正にお似合いのカップルですね。 ヒラヒラと飛ぶ者が醸し出す春本番の雰囲気。
これもそのキャストの一員でしょうか。タンポポの花に止まるキタテハ。
こちらは成虫での越冬も可能なので、”春が来た” の象徴とは言えないのですが・・
しかし、様々な野の花が咲き競うこれからが、いよいよエンジン全開の時期。
”寒さに耐えてこの時を待っていたんだよ” って言う喜びに溢れている感じでした。 モンシロチョウもキタテハも、春の陽射しを浴びて元気全開。
一方この飛び者は葉陰に潜みひっそり。まるで明るい陽射しを嫌っているみたい。
白い翅に赤褐色の縁取りが特徴のマエアカスカシノメイガ(蛾)。
”せっかく陽射しが燦々なのに勿体無いなぁ” が率直な感想。
でも蛾の特性上、どうしてもって言う事みたい。君は春もはよから夜更かし派?。
※3/13に都内で撮影
背伸びの効果は?・・ ― 2018/03/14 20:08
その一例が、このタンポポの咲き方です。
これ迄は地面すれすれに咲く姿ばかりでしたが、今日はこの通り伸び上がって・・
大好きなお日様に少しでも近づこうとする気持ちのあらわれとも感じられました。 伸び上がった理由は、どうやらそればかりではないみたい。
地面すれすれの時よりも、目立ち度が遥かにアップする事は間違いありません。
その証明がこれ。蜜を求める昆虫たちの来訪、極めて多し。
観察していた時間内でも、この種のハチの訪問が入れ替わり立ち替わりでした。
近くには依然地面すれすれのタンポポもありましたが、そちらは閑古鳥が鳴く感じ。
背伸びによるアピール度向上作戦は、ズバリ的中だったみたいです。
この先の草地では、ノッポたちの競演が繰り広げられそう。
(ツチバチの仲間と推定)
※3/14に都内で撮影
バッチリお目覚め ― 2018/03/15 21:25
これ迄地面にはりついて咲いていたタンポポも、今やこんな姿の物が多数派に・・
多少寒さの戻りはあっても、冬への逆戻りはないなって確信しているみたい。 花はまだだけど、葉っぱの方が大いに頑張っているのが、このヘラオオバコです。
所謂ロゼット葉として、地面にはりついて越冬して来たのですが、今や立体的。
バッチリお目覚めの様子ですね。
この先、葉っぱの間からニョキニョキって茎が伸びて、先っぽに変な形の花が・・
それも、もはや時間の問題となった様です。 地面スレスレの野草たちは元気いっぱい。さて、樹上に咲く花の現状は?・・
これはバラ科のボケの花。蕾の数より全開状態の花の方が多くなりました。
ボケと言う名前のイメージとは大違いの、肉厚のしっかりした花弁が特徴です。
依然寒さが残る今の時期に咲く花には、これ位の堅牢さが必要なんでしょうね。
※3/15に都内で撮影