愛用の木にて ― 2012/10/03 21:22
この日は常連のアカボシゴマダラがやって来ていました。目的は樹液の摂取。
しかし今年はこの木に限らず樹液の沁みだし量が芳しくない様です。
樹液を好む昆虫にとっては、不満足なまま秋を迎えてしまった感じでしょうか。
この蝶もほんの僅かの樹液を苦労して吸い出している様に見えました。 樹液の噴出量は少ないけれど、木の生命力自体は旺盛。
幹の数カ所から緑の若芽がにょきにょき生え出していました。
その若芽で目にしたのがアオバハゴロモ。
若芽の色と見分けが付きにくいのですが、左側にしっかり止まっています。 更に接近して見るとこの通り。
口吻を若芽に突刺して汁を吸い出している最中でした。
この画像の注目点はもう一つ。ぼけていますがハゴロモの右側に丸い卵がひとつ。
この木の葉を好んで食べるアオスジアゲハの卵と推測しました。 それを実証するのがこの画像。
近くの若芽の葉にいたアオスジアゲハの幼虫です。他にも数匹を確認出来ました。
今の時期に卵や幼虫と言うことは年内の羽化は無理。蛹での越冬になると思われます。
その様子もぜひ目にしてみたいものです。
※10/2に都内で撮影