程々にね・・2016/09/17 21:56

程々にね・・
秋のヒマワリとも言えるキクイモの花。大輪の花が多数開き始めました。
秋の昆虫たちにとっては蜜の供給源として貴重な存在。
今日も様々な種が訪れていました。中でも多かったのがセセリチョウの仲間。
その多くはこの様に、鱗粉が剥げた翅を持つ老境の域に達した個体でした。
夏から秋へ、精一杯生きて来た事の証。
夏が終わりこの花が咲く事をを心待ちにしていたんでしょうね。
(イチモンジセセリ)
アズチグモ
しかし花の開花を喜んでばかりいると、とんでもない災難にあう可能性が大。
その災難をもたらすものが、花に紛れて獲物の到来を待ち受けていました。
これは花びらに止まるアズチグモ。緑色系の体色が植物に紛れて見分けが付きにくい。
蜜源の花芯をめざして、獲物がふわりと止まった瞬間に、素早くゲット!・・
小さいけれど、決して侮れない存在です。
小さな蜘蛛
花にたどりつく前にも危険はいっぱい。
草の繁みの中では、こんなに小さな蜘蛛が網を張ってスタンバイ中でした。
暑さがおさまるのを待って続々と登場中の秋の昆虫たち。
蜘蛛たちにとっても、それは同様なんでしょうね。
でも、ハンティングに熱を入れるのも程々にね・・

※9/17に都内で撮影