冬姿の木立で・・2016/12/05 20:54

冬姿の木立で・・
落葉樹の多くが足早に葉を散らしている今。
隙間だらけの冬景色の完成も間近と言う段階まで来た様です。
いっぽう見上げる空の表情は、一足早く冬モードに転換済み。
上空の寒気の強まりを示す様に、飛行機雲が長く形を留める様になって来ました。
冬芽
落葉樹は重荷である葉を散らして、この先の厳しい寒さに耐えて行きます。
そんな身軽な枝を仔細に観察すると、やがて来る春への準備がしっかり。
固く閉じて春を待つ冬芽です。
それぞれが何かを連想させる様な形をしていて、その観察だけでも結構楽しめます。
さて、これは?・・
イセリアカイガラムシ
冬木立ちでの詳細観察では、こんな良からぬ物が見つかる事もある所がなんとも・・
木の枝に取り付いて衰弱させるカイガラムシの仲間です。
このイセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ)もそのひとつ。
じーっとして動かず。およそ昆虫らしくないけど、これもバッチリ虫の仲間です。
カマキリの卵鞘の様に、ただ越冬の場所借りだけならいいけど、これは実害あり。
取り付かれた木にとっては、何とも鬱陶しい存在でしょうね。

※12/5に都内で撮影

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