気掛かりな花見頃 ― 2017/04/06 19:27
しかし、今日の夜以降、空模様の方がどうも芳しくない模様。
週末の花見を期待した向きには、どうやら意地悪な展開になりそうな気配が・・
そして、今日、風は強く吹きつけるものの、花が散る気配はなく、鮮やかな花景色。
桜並木の公園では子供連れの家族で賑わっていました。 手前はピンクがかったソメイヨシノ。奥は白色基調のオオシマザクラ。
毎年時期的にズレがある両者ですが、今年は満開時期がほぼ重なった感じ。
そういった意味では、贅沢な花見頃と言えるのかも知れません。
しかし、肝心の天気の方がね・・ 桜並木に至る坂道の階段で見たちょっと謎なって言うかショッキングの光景・・
手摺りに首を挟まれて、何が起こった!??状態のカワイ子ちゃん。 状況としてこんな感じ。
想像としては、子供連れの花見客が残した忘れ物じゃないかと・・
それを見つけた親切な人が、割と目立つここにディスプレイしてあげたのかも。
さてこのカワイ子ちゃんが、無事、落とし主の女の子(多分)の手に戻るのか?・・
サクラの花の今後と共に、ちょっぴり気がかりに思える光景でした。
※4/6に都内で撮影
もうひと頑張りを・・ ― 2017/04/07 20:48
土日には、花見客で賑わう筈の桜並木ですが、今日は人通りもまばらでした。
行き過ぎる人の足取りは、揃って超スロー。
贅沢な花見気分と言ったところでしょうか。 風がかなり強く吹きつけていたのですが、花びらが散り急ぐ気配は皆無。
しかし、この咲きっぷりを見ると、その時が間近に迫っている様に思えます。
開花からかなり思わせぶりな展開を見せた東京のサクラ。
もうひと頑張りのサービス精神を期待したいところ。 視線はどうしても花の姿に向かってしまいますが、更に目を凝らして見ると・・
ありました!・・樹上に産卵する習性を持つハラビロカマキリの卵鞘。
がっしり枝に張り付いて新生命誕生の時を待っています。
花が散って、新しい葉が枝を埋め尽くして・・それより少し先の事でしょうね。
※4/7に都内で撮影
雨の仕打ちが・・ ― 2017/04/08 19:26
花を愛でる人で賑わう筈の芝生広場にも人影はなし。
サクラにとっても、ちょっと張り合いに欠ける気分かも・・
これだけ見事に咲いたのにね・・ 花の美しさを独り占めにして楽しめると言う点では、雨も悪くはないかなと・・ 水滴を宿した花びら。晴れの日に見る快活な姿とは真逆なイメージでした。
花にとっては、震え上がる様な冷たい雨でない事がせめてもの救いでしょうか。 本来なら蜜を求めて頻繁に訪れる筈のハチやアブの姿は皆無。
僅かに目にした昆虫と言えばこのツマグロオオヨコバイだけでした。
ふんわり開いた花びらの形が、雨よけの傘として絶好だったみたい。
弱いながら降り続く雨、今日はこのままここで夜を迎えるのかも・・
※4/8に都内で撮影
稀に見る意地悪さ ― 2017/04/09 19:45
満開になって間もない今、もうこの光景を目にするなんて・・
いさぎよいのがサクラの花の特徴だけど、もう少し粘れないものかなぁと・・ 花見頃にぴたり適合した土日だったのに、近年稀に見る空の意地悪さでしたね。
雨に濡れたサクラも情趣があっていいと思うけど、やはりなぁ・・ サクラの花が散れば、いよいよ新緑が目に眩しく映る時期に・・
そのサクラの新緑に先駆けて、カエデの葉が鮮やかに色づいていました。
こちらは雨に洗われて生き生きとした表情を見せていました。
様々な木の新緑を楽しむ時も間近。それを促すのは、間違いなく春に降る雨。
それは判っているけれど、サクラ満開の時期だけは邪魔して欲しくなかったなぁ・・
※4/9に都内で撮影
ウハウハの時期に・・ ― 2017/04/10 20:22
人にとっては邪魔に感じられた雨ですが、その恵みを受けて元気百倍って言う感じ。
ところでこのシーン、右下の花の中央にちょっと気になるものが・・ 体を花粉だらけにして食事中のコアオハナムグリ(今季初遭遇)でした。
”花潜り” と言う名前の通り、花に潜り込んで花粉や蜜を漁る食性を持つ小型甲虫です。
これが登場したと言う事は、いよいよ本格的な花の季節に入った事の証明です。 こちらは一足お先にデビューしたヤブキリ幼虫です。
成長につれ肉食性に変わりますが、幼虫時代の今は、もっぱら花をかじる日々。
所でこのショットでの注目点は触覚への小さな付着物。黄色いのが付いてますね。
この色から推測して、タンポポの花粉と思われます。
今は違う花を試食中だけど、その前はタンポポの花にご執心だった様子。
花好き昆虫にとっては、目移りしちゃう様なウハウハの時期に入った様です。
※4/10に都内で撮影