お手柔らかにね・・ ― 2021/04/03 16:15
多少の雲はかかりましたが、陽射しを大きく邪魔する物ではありませんでした。
その空の下、枝いっぱいに若緑色の葉を付けた木が立ち上がっていました。
少し前までは枝剥き出しの冬姿だったのですが、緑化のスピードは思いのほか速い。
この先、さらにスピードアップして行く筈です。 その空の下、草むらに生きる昆虫達の顔ぶれも、一層多様化の様相を見せています。
これ迄シジミチョウの多数派はルリシジミでしたが、それに代わって、これが結構・・
お洒落な尾状突起(翅後端に突き出たヒラヒラ)を持つツバメシジミ。
シロツメクサの花に来て吸蜜する姿を複数目にしました。 翅を開けばこの通り。白基調が変じて黒基調に・・春型の雌特有のカラーリングです。
閉じても開いても、小さなオレンジ色の斑点のチャーミングさは変わりません。
お洒落にとても気をつかっているシジミチョウと言ったところでしょうか。 花よ蝶よと、春本番の雰囲気を楽しむのもいいけれど、その一方では・・
多くの昆虫達にとって、決して油断出来ない恐ろしい奴がいよいよ登場です。
私にとっては、今季初遭遇のオオカマキリ幼虫。
卵のうの中で冬を越して来た多数の生命が、いよいよ誕生の時を迎えた様です。
小さいけれど、やる気は十分。持ち前の闘争心で、鎌を振るってバッサバッサ!・・
そんな捕獲シーンを目撃する機会も間近に迫っている筈です。
お手柔らかにねと言いたい気持ちに・・
※4/3に都内で撮影