最後の彩り ― 2021/12/12 15:44
ススキの群落が、穏やかな陽射しを浴びて、穂先を輝かせていました。
しなやかになびく姿も目にしたかったのですが、ほぼ無風で叶わずだったのが残念。 ススキの群落の近くで目にしたコセンダングサのトゲトゲです。
動物の毛や人の衣服などの付着して、生息範囲を拡げようとする巧妙な作戦。
そのトゲトゲに、風に吹かれて飛んできたススキの穂綿がたくさん絡まっていました。
コセンダングサにとっては、なんの得にもならない迷惑極まりない飛来物の筈。
ススキの群落の近くに生えた事がいけなかった様ですね。 枯れ色に覆われ始めた草地で目にしたウラナミシジミ。
今日迄の活発な暮らしを物語る様に、鱗粉が剥げ、翅にも欠損が多く生じていました。
生存リミットぎりぎりの悲惨な姿と思えるのですが、それでもやる事はアクティブ!。
こうして翅休めをする個体に、ラブアタックをし掛けるシーンを度々目にしました。
この分だと、この観察地では、来季も数多くの生息を確認出来そう。楽しみです。
※12/12に都内で撮影