梅雨明けの日に・・ ― 2019/07/29 20:19
途端に襲って来たのは、じりじりと照りつける真夏の陽射しとそれに伴う高温。
そんな中、目にしたのがこれ。陽射しを浴びる舗装面に横たわる青緑色の甲虫です。
翅の様子からも判るとおり、既に絶命した個体でした。
原因は不明ですが、暑さに負けて息絶えたと言う風にも見て取れました。
梅雨が明ければ昆虫達の元気な活動が・・そんな期待を裏切る光景にショックを・・ 陽射しを避けられる木立の中では、セミ達の活動に一層拍車が掛かった感じ。
樹下には、羽化を済ませたばかりの抜け殻が多く残されていました。
これは夏の草・ヒメジョオンの細い茎で目にしたニイニイゼミの抜け殻です。
アブラゼミやミンミンゼミのそれに比べて、遥かに小型でつつましい姿。
頼りなさそうなこの茎を誕生場所にするなんて、いかにもこのセミらしいなぁと・・ これは、近くの木の幹で目にしたニイニイゼミの成虫です。
”画像ほぼ中央にいます” と解説しなければならない程に見事な擬態色。
鳴き声も他のセミに比べて低音量です。
全てがつつましいこのセミ、8月になるとその数を減らしてしまうらしい。
そう言う点からは今が出会いのラストチャンスかも。
でも相手は超隠密派ですからねぇ・・
※7/29に都内で撮影