いわば貴重品2018/01/14 19:39

いわば貴重品
子供の頃には、ごく当たり前に目にしていた物が、今はさっぱり。
そんな物の一つに、冬の風物詩とも言える霜柱が挙げられるでしょうか。
ごく限られた場所でしか無理ですが、そんな懐かしい物に出会える時期に入りました。
泥をかぶっているけれど、キラリと光る硬質感は、遠い昔の記憶そのまま。
でも、昔の様に、踏みしめてサクサクと言う音を楽しむ気にはとてもなれません。
いわば貴重品。冬の自然が産み出した宝石と言う扱いでいいのかも・・
セグロセキレイ
霜柱が立つのは、寒さが一層厳しさを増す頃。
そんな時期の、ぴーんと張り詰めた空気に似合う、シャープな野鳥と言えばこれ。
地表を足早に歩いて餌あさりをするセキレイの仲間です。
この日出会ったのは、いつものハクセキレイではなく、顔がやけに黒っぽいやつ。
その名はセグロセキレイ。体色は違いますが、習性はハク君と全く同じでした。
ちょこまかちょこまか、行ったり来たり・・
セグロセキレイのくちばし
時々空を見上げる動作もそっくりでした。
このショットでは、くちばしに付いた泥をはっきり確認出来ますね。
”ここに獲物がいるかな” と、地面の試し堀りを繰り返して来た事の証明。
地中でヌクヌクのミミズや虫達にとっては、おそるべき大食漢の来襲です。
”おちおち冬眠もしていられないや” って言ったところ。

※本日撮影の画像ではありません(1/13に都内で撮影)