春も早くから・・ ― 2022/04/06 15:49
枝剥き出しだった木も、鮮やかな色合いの若葉をまとって・・
自然もいよいよ本格的に動き出した事を実感させられる風景でした。 若草の葉から葉へ・・ピンピンと跳ねる元気者を見かけました。
今季初遭遇のヤブキリ若齢幼虫です。
体はまだ超ミニだけど、ジャンプ能力の優秀さは目を見張るほど。
草むらを活気づけるキャラクター。このさき多数を目にする事になりそうです。 威圧的な風貌のやつも活動開始!。草の枯れ茎に止まっていたセグロアシナガバチ。
よく見ると、尖った口を茎の表面に接しさせて、ガシガシかじっていました。
このハチは、樹木の表皮や枯れ草の繊維質を巣材として活用する習性をもっています。
既にその設営工事期間に入ったらしい。春も早くから勤勉だなぁと・・
※4/6に都内で撮影
春を感じさせる・・ ― 2022/04/07 15:03
これは、鮮やかなピンク色が特徴のハナカイドウの花。
多くがこの様に枝から垂れ下がる姿を見せています。なんともお淑やかです。 春めいた陽射しを浴びて、昆虫達も、恋の季節に突入した模様。
これは、草の葉上で目にしたキタヒメヒラタアブの交尾シーン。
早い時期から目にしていましたが、既にこの段階に入ったんですね。 若緑色のユキヤナギの葉陰で、ルリシジミの交尾シーンを見かけました。
動き出した昆虫の世界ですが、時計の針は想像以上に早回り。
この先、この様なアツアツシーンを数多く目にする事になりそうです。
※4/7と4/6(ルリシジミ)に都内で撮影
アピール度は抜群! ― 2022/04/08 13:49
ぽつんと一輪だけではなく、多数が群れて咲く姿を目にする様になりました。
これだけ花開けば、蜜や花粉を求める昆虫達に向けてのアピール度は抜群な筈。 そのお誘いに乗って、訪れていたのは、モモブトカミキリモドキでした。
ひとつの花に、いっぺんに3匹も・・
この種はオスとメスで後ろ脚のモモの形(太さ)に差異があるそうです。
モモがぶっくり膨らんでいるのがオスとか・・
この画像で見ると、下方の二匹がオス。上方の一匹がメスの様ですね。 その推定は、ズバリだった様です。
採餌が一段落後、こんなシーンを目にする事が出来ました。
オスがメスの背中に乗っかっての繁殖行動です。
春早々、忙しい事だなぁ・・
※4/8に都内で撮影
やはり寂しいなぁ・・ ― 2022/04/09 16:01
新緑の葉をまとう前の、つかの間の彩りと言えそうです。
これはこれで鮮やかと言えるかも知れないけれど、やはり寂しいなぁ・・ 樹下の草地に、白い花びらがたくさん落ちていました。
その中にやや趣きの異なる色合いの物が・・画像ほぼ中央に確認出来ます。
目を凝らすと歴然ですが、ひっそり翅休め中のモンシロチョウでした。
時折吹く、花散らしとも言える強い風に閉口して、ここで一休みとなったらしい。
穏やかなイメージの春の空模様ですが、強風が吹き荒れる事も意外と多い。
それに耐えるパワーも、春を生きる昆虫達にとって必須なものなんでしょうね。
※4/9に都内で撮影
油断をすると・・ ― 2022/04/10 15:42
その花びらにちょこんと乗っかっていたのは、超ミニサイズのヤブキリ幼虫。
目的は花をかじる事。かなり食い出がありそうな感じですね。 ヤブキリ幼虫の近くには、獲物を物色中の蜘蛛・ネコハエトリの姿が・・
まんまるな目の獲物探索能力は、相当優秀な筈。
花をかじるのに夢中になって、うっかり油断をすると!・・ 襲われる立場の者も、ばっちり防御態勢を固めてはいるんです。
ヤブキリ幼虫の場合は、小さな体に不似合いな程の長い長い触覚!。
これさえあればバッチリと言う事なんでしょうか。
でも、敵は、後ろからシズシズと言うケースもあり得るしなぁ・・
今日のところは何事も起きずに、ほっと一息でしたが・・
※4/10に都内で撮影